■□■MIDI■□■

   ■コントロールチェンジ(CC)一覧表■

番号
名称
説明
0
Bank Select <MSB>
(バンクセレクト)

音色を変えるのにバンクを変える必要があるときに使います。バンクセレクトによる音色切り替えは、 バンクセレクトによってバンクを選んだ後にプログラムチェンジを送ってはじめてバンクが変わります。 CC♯0(バンクセレクトMSB)、CC♯32(バンクセレクトLSB)、プログラムチェンジの順に設定します。 しかし、多くの場合はプログラムチェンジと一緒に扱われているのでCCとして意識することはあまりないでしょう。
1
Modulation
(モジュレーション)

モジュレーション情報を送ります。この値を上げていくと ピッチ(音程)にゆらぎが現れます。設定値は0〜127で、0で効果なし、127で100%の効果が得られます。 0〜127は相対値であり、その効果は音源(GM2ではRPNで設定したモジュレーションデプスレンジ) によって異なります。通常ビブラート効果を得るときに使います。
2
Breath Controller
(ブレスコントローラ)

ブレスコントローラは息を吹き込む強さによってコントロールを行うものです。 コントロール対象を音量にしてMIDI楽器を演奏すれば、管楽器の表現を再現できます。
3
未定義

4
Foot Controller
(フットコントローラ)
フットペダルによるコントロール値です。通常はフットペダルを踏んでいないときに0、 最後まで踏み込んだときに127を送信します。コントロール対象は定義されていませんが、 多くの場合は音量を変化させます。
5
Portamento Time
(ポルタメントタイム)
ポルタメント時間を設定します。ポルタメントというのはある音からある音へ連続的に音程を変化させることです。 具体的には1つ前に発音された音程からいま入力した音程まで、連続的な音程変化をします。 このポルタメントタイムを有効にするにはCC♯65でポルタメント機能をONにする必要があります。 またここで設定する値(0〜127)は相対値なので、「ポルタメントタイムを何秒」というふうに 設定することはできず、ポルタメントタイムは音源によって異なることになります。
6
Data Entry
(データエントリー)
CC♯98〜CC♯101のNRPNやRPNで指定したパラメータの値を設定します。
7
Channel Volume
(チャンネルボリューム)
各チャンネルのボリュームを設定します。
8
Balance
(バランス)
2音色間の音量バランスをコントロールするためのメッセージです。シンセサイザーの場合、 同一鍵盤を複数の領域に分けて、それぞれに別の音色を鳴らすというキースプリット という機能があります。このとき2つに分けたパートに割り当てられた音色の音量を設定します。 また、2つの異なる音色を組み合わせて1つの音色が作られている場合 のそれぞれの音色や2段鍵盤の電子オルガンの上段、下段などの音量を設定します。 しかしこのCC♯8を設定できるものはほとんどないので、あまり気にすることはないでしょう。 シンセサイザーのベクターコントローラ(YAMAHA SY35やYAMAHA VP1などに搭載)や 電子オルガンのためにあるものと考えてもいいと思います。
9
未定義
10
Pan
(パン)
各チャンネルのパン(定位)を設定します。0で完全に左から、127で完全に右から音が聞こえます。 しかしドラムセットの場合はそれぞれのドラム楽器にパンが設定してあるので、 あまり意味を持ちませんので、無視されることもあります。 受信された場合はドラムセットぜんたいが相対的に移動したことになります。
11
Expression
(エクスプレッション)
果はCC♯7と同じで音量を変えるものですが、こちらは演奏中に抑揚をつけるために使われます。 ブラスやストリングスでなどで徐々に音量を上げていく場合や、静かに音量を下げていく場合などに 使うと効果的です。また曲をフェードアウトさせるときにも使うと便利でしょう。
12
Effect Control 1
(エフェクトコントロール1)
エフェクトコントロールはあらかじめ割り当てられているエフェクトパラメータのコントロールを行うものです。 例えばリバーブならリバーブタイムやディレイタイムなど細かい設定をすることができます。 またエフェクトの深さはCC♯91〜CC♯95で設定できます。
13
Effect Control 2
(エフェクトコントロール2)
CC♯12と同様にエフェクトパラメータのコントロールを行うものです。 これらはMIDI規格1.0で決められたCCですが、通常対応していないものがほとんどだと思われます。
14
未定義
15
未定義
16
General Purpose Controller 1
(ジェネラルパーパスコントローラ1)
ェネラルパーパスコントローラは汎用的にどのようなコントロールに使用してもかまわないというコントローラで、 初期設定された機能や推奨される機能といったものも現在のところ決められていません。 したがって、シンセサイザーなどの内部パラメーターをコントロールするといったことに利用されます。 ただし、それは同じ機器を同じ設定で演奏する場合に意味があることであり、 他の機器との互換性はありません。
17
General Purpose Controller 2
(ジェネラルパーパスコントローラ2)
ジェネラルパーパスコントローラ1と同じ。
CC♯16参照

18
General Purpose Controller 3
(ジェネラルパーパスコントローラ3)
ジェネラルパーパスコントローラ1と同じ。
CC♯16参照

19
General Purpose Controller 4
(ジェネラルパーパスコントローラ4)
ジェネラルパーパスコントローラ1と同じ。
CC♯16参照

21
未定義
22
未定義
23
未定義
24
未定義
25
未定義
26
未定義
27
未定義
28
未定義
29
未定義
30
未定義
31
未定義

32
Bank Select <LSB>
(バンクセレクト)

音色を変えるのにバンクを変える必要があるときにCC♯0のバンクセレクト<MSB>の後に続けて 送信します。このCC♯0、CC♯32およびプログラムチェンジによって最大で128の3乗、 つまり2,097,152種類もの音色を選択することができます。
33
Modulation <LSB>
(モジュレーション)

のCC♯32を含めてCC♯32〜CC♯63はCC♯0〜CC♯31に対するLSBです。MSBだけでは0〜127の128段階 の精度しか得られません。それ以上の精度を必要とするときにMSBの後にこれらのLSBを使って 0〜16383の16384段階の精度を得ることができます。しかしこれはバンクセレクト以外では精度が上がるだけで、 例えばMSBのみの127のときのボリュームとMSBとLSBを使った16383のときのボリュームは同じです。 通常CCで16384段階もの精度を必要としないのでCC♯32を除くCC♯33〜CC♯63に対応 していないものが多いと思われます。
34
Breath Controller <LSB>
(ブレスコントローラ)

CC♯33参照
35
未定義
CC#3に対するLSB
36
Foot Controller <LSB>
(フットコントローラ)
CC♯33参照
37
Portamento Time <LSB>
(ポルタメントタイム)
CC♯33参照
38
Data Entry <LSB>
(データエントリー)
CC♯33参照
39
Channel Volume <LSB>
(チャンネルボリューム)
CC♯33参照
40
Balance <LSB>
(バランス)
CC♯33参照
41
未定義 CC#9に対するLSB
42
Pan <LSB>
(パン)
CC♯33参照
43
Expression <LSB>
(エクスプレッション)
CC♯33参照
44
Effect Control 1 <LSB>
(エフェクトコントロール1)
CC♯33参照
45
Effect Control 2 <LSB>
(エフェクトコントロール2)
CC♯33参照
46
未定義 CC#14に対するLSB
47
未定義 CC#15に対するLSB
48
General Purpose Controller 1 <LSB>
(ジェネラルパーパスコントローラ1)
CC♯16参照CC♯33参照
49
General Purpose Controller 2 <LSB>
(ジェネラルパーパスコントローラ2)
CC♯16参照CC♯33参照
50
General Purpose Controller 3 <LSB>
(ジェネラルパーパスコントローラ3)
CC♯16参照CC♯33参照
51
General Purpose Controller 4 <LSB>
(ジェネラルパーパスコントローラ4)
CC♯16参照CC♯33参照
52
未定義 CC#20に対するLSB
53
未定義 CC#21に対するLSB
54
未定義 CC#22に対するLSB
55
未定義 CC#23に対するLSB
56
未定義 CC#24に対するLSB
57
未定義 CC#25に対するLSB
58
未定義 CC#26に対するLSB
59
未定義 CC#27に対するLSB
60
未定義 CC#28に対するLSB
61
未定義 CC#29に対するLSB
62
未定義
CC#30に対するLSB
63
未定義
CC#31に対するLSB
64
Hold1
(ホールド1)

般的にサスティンペダルやダンパーペダルと呼ばれるコントロールです。 通常はスイッチとして使われサスティンペダルを踏んだときに127を送信してON状態にして、 ペダルを放したときに0を送信してOFF状態にします。 ペダルがONの状態ではエンベロープで設定したサスティンレベルの音量が保たれます。 しかし、このCC♯64をスライダーで扱ったり、ハーフダンプ機能 (ペダルの踏み方によってサスティンレベルまでの減衰速度が異なる機能) に対応している場合はON、OFFの2段階ではなく128段階の情報が送信されます。 このような情報が送られてきたときハーフダンプに対応していない場合は 0〜63までがOFF、64〜127までがONと認識されます。 またリリース状態の音に対してはホールドされるかされないかは厳密には決まっていません。
65
Portamento
(ポルタメント)

ポルタメント機能をON/OFFするスイッチです。CC♯64のサスティンと同様にペダルで操作しますが、 スライダーなどで扱うときのことを考えて0〜63でOFF、64〜127でONとなります。 ONとなって初めてポルタメント機能が働くわけですが、 CC♯5でポルタメントタイムを設定しないと、初期設定値の0のままでポルタメント効果は得られません。 またあまりCC♯5で大きな値を設定すると音程変化が遅すぎて、変化していないように聞こえたりしますので、 設定値には気をつけましょう。CC♯5の説明でも言いましたが、ここでの設定値は相対値なので、 ポルタメントタイムは音源に依存します。
66
Sostenuto
(ソステヌート)

コースティックピアノの3本のペダルのうち、真中のペダルです。 ピアノではペダルを踏んだときに抑えられている鍵盤のダンパーのみが持ち上がります。 サステインペダルを踏むと全てのダンパーが上がり、打鍵された隣の弦も共振して音が鳴ってしまいます。 この共振によって発音する音が響きすぎるときにソステヌートを使います。 しかし電子楽器ではこのような共振は起こらないのでCC♯66に対応していないものも多くあります。 CC♯66はCC♯64と同様に0〜63でOFF、64〜127でONになります。CC♯66をONにしたとき、 ノートONされている音のみがホールドされます。またリリース音はホールドされずそのまま減衰します。
67
Soft Pedal
(ソフトペダル)

アコースティックピアノの3本のペダルのうち、いちばん左のペダルです。 これは弱音ペダルとも呼ばれていることもあって音を小さくするものと理解されがちですが、 それはずっと昔の話で現代では音色変化を付けるためのものとして積極的に使われています。 グランドピアノではハンマーを平行移動して打つ弦の本数を変えて、 またアップライトピアノではハンマーと弦の距離を短くして音を小さくしています。 このように音を小さくすることに違いはないのですがそこには音色変化を伴います。 ですからグランドピアノとアップライトピアノではソフトペダルを使った演奏ニュアンスが微妙に異なります。 MIDIではフィルタのカットオフを変化させることで音色を変化させます。 通常はON、OFFのスイッチ動作ですが0〜127の128段階でコントロールできる機器もあるそうです。 その場合、値が大きいほど柔らかい音になります。
68
Legato Footswitch
(レガートフットスイッチ)

レガートフットスイッチをONにすると一時的にモノフォニックのレガート演奏になります。 しかしこの機能はアメリカのMMA(MIDI Manufacturers Association)という機関が 提案したこともあってか、日本では使用されていないようです。
69
Hold 2
(ホールド2)

フリーズとも呼ばれます。ホールド1(サスティン)はペダルが踏まれていても、 その音量はサスティンレベルまでは減衰が続きます。しかしホールド2はフリーズと呼ばれるように、 エンベロープ変化を一時的に止めるものなので、ペダルを踏んだときの音量が保持されます。 例えばサスティンレベルが0の場合、サスティンペダルをずっと踏んでいてもサスティンレベルが0なので、 やがて音は消えてしまいます。しかしホールド2だと、ペダルを踏んだときのレベルが保たれ、 ペダルを放すまでそのレベルの発音が続きます。
70
Sound Variation
(サウンドバリエーション)

サウンドバリエーションコントローラとはギターとミュートギター、ストリングスとピチカートといった 基本音色とそれに関連付けられるバリエーション音色を切り替えます。 あくまでプログラムチェンジによって選ばれている基本音色に対し、 一時的な音色変化を与えるというもので、プログラムチェンジとは少し意味が違います。 しかしこの機能もCC♯68と同様にMMAが 提案したこともあってか、日本では使用されていないようです。
71
Timbre/Harmonic Intensity
(ティンバー/ハーモニックインテンシティ)

倍音を増減させることにより音色の変化を与えるものです。多くの場合フィルタのレゾナンス効果の強さを設定するので レゾナンスとよばれていることもあります。設定値は0〜127で、初期設定64で効果無し、 それ以下では音がやわらかくなり、それ以上では輪郭のはっきりした音になります。 音色によってはシンセサイザー独特の「ミャオーン」といった感じや「ビヨ〜ン」といった癖のある音色になります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
72
Release Time
(リリースタイム)

エンベロープで設定されているリリースタイムを調整します。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくすると リリースタイムは短くなり、大きくすると長くなります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
73
Attack Time
(アタックタイム)

エンベロープで設定されているアタックタイムを調整します。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくすると アタックタイムは短くなり音の立ち上がりが早くなり、 逆に64より大きくするとアタックタイムは長くなり音の立ち上がりが遅くなります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
74
Brightness
(ブライトネス)

音の明るさをコントロールします。 多くの場合LPF(ローパスフィルタ:低域通過フィルタ)のカットオフ周波数を調整します。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくするとカットオフ周波数が低くなり 湿った音になり、64より大きくするとカットオフ周波数が高くなり多くの倍音を含んだ乾いた音になります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
75
Decay Time
(ディケイタイム)

エンベロープで設定されているディケイタイムを調整します。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくするとディケイタイムが短くなり、 大きくすると長くなります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
76
Vibrato Rate
(ビブラートレイト)

ビブラートのうねりの速度(周波数)を設定します。 弦楽器でビブラートをかけるときに弦を抑えている指を揺らしますが、あの指の動きの速さを設定するものです。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくすると周波数が低くなりビブラートの速度が遅くなります。 逆に大きくすると周波数は高くなりビブラートの速度は速くなります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
77
Vibrato Depth
(ビブラートデプス)

ビブラートの深さを設定します。 弦楽器でビブラートをかけるときに弦を抑えている指を揺らしますが、あの指の動きの幅を設定するものです。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくするとビブラートのかかり方が浅くなり、 大きくするとビブラートのかかり方が深くなり音程変化が激しくなります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
78
Vibrato Delay
(ビブラートディレイ)

ビブラートが設定されているとき、ノートONされてからビブラートがかかり始めるまでの時間を設定します。 設定値は0〜127で、初期値64で効果なし、それより小さくするとビブラートが早くかかり、 大きくするとビブラートが遅くかかるようになります。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
79
未定義
未定義ですがサウンドコントローラとして予約してあります。
80
General Purpose Controller 5
(ジェネラルパーパスコントローラ5)

CC♯16参照
81
General Purpose Controller 6
(ジェネラルパーパスコントローラ6)

CC♯16参照
82
General Purpose Controller 7
(ジェネラルパーパスコントローラ7)

CC♯16参照
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General Purpose Controller 8
(ジェネラルパーパスコントローラ8)

CC♯16参照
84
Portamento Control
(ポルタメントコントロール)

和音のポルタメントやレガートを行うメッセージです。モノフォニックの場合は1音だけですから 直前の音から次に入力される音までピッチを変化させればよかったのですが、 ポリフォニックの場合はどの音がどの音へ変化するのかがはっきりと決められません。 特に和音から和音に変化する時、音数が異なっていたらその動作は自分が意図したものには ならないでしょう。そこでどの音から変化するのかをこのポルタメントコントロールで 指定します。ポルタメントコントロールで指定された音をソースノートといい、 この音からこの直後のノートオンの音までピッチが連続的に変化します。 ちなみにこのノートオンの音をディスティネーションノートと言います。
85
未定義
86
未定義
87
未定義
88
未定義
89
未定義
90
未定義
91
Effect1 Depth(Reverb Send Level)
(エフェクト1デプス(リバーブセンドレベル))

エフェクト1コントローラーのデフォルトとしてリバーブセンドレベルが設定されています。 あくまでデフォルトなのでリバーブ以外をコントロールするように設定してもかまわないそうです。 リバーブとは残響のことでこの効果をかけるとお風呂や広いホールのように音が響きます。 リバーブセンドレベルは0で効果がなくなり、127で最大の効果が得られます。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
92
Effect2 Depth(Tremolo Depth)
(エフェクト2デプス(トレモロデプス))

エフェクト2コントローラーのデフォルトとしてトレモロデプスが定義されています。 トレモロとは同じ音を短く繰り返す演奏法ですが、お寺の鐘のように「わぁんわぁんわぁん」と 同じ音程の音が強弱で繰り返されることもトレモロといいます。 トレモロは音量にモジュレーション効果をかけることでコントロールされます。 トレモロデプスは0で効果がなくなり、127で最大の効果が得られます。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。 しかし実際はトレモロデプスとして使用されている例はなく、 インサーションエフェクトやバリエーションエフェクトのレベルなどに使用されたりします。
93
Effect3 Depth(Chorus Send Level)
(エフェクト3デプス(コーラスセンドレベル))

エフェクト3コントローラーのデフォルトとしてコーラスセンドレベルが設定されています。 あくまでデフォルトなのでコーラス以外をコントロールするように設定してもかまわないそうです。 コーラスは音に厚みを加える効果があります。 コーラスセンドレベルは0で効果がなくなり、127で最大の効果が得られます。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。
94
Effect4 Depth(Celeste Depth)
(エフェクト4デプス(セレステデプス))

フェクト4コントローラーのデフォルトとしてセレステデプスが設定されています。 セレステはコーラス効果と同様に音の波形の位相を変化させるのですが、 コーラスより複雑な変化をして音に空間的な広がりを与えます。 セレステセンドレベルは0で効果がなくなり、127で最大の効果が得られます。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。 しかし実際はセレステデプスとして使用されている例はなく、 バリエーションエフェクトやディレイのセンドレベルなどに使用されたりします。
95
Effect5 Depth(Phaser Depth)
(エフェクト5デプス(フェイザーデプス))

エフェクト5コントローラーのデフォルトとしてフェイザーデプスが設定されています。 フェイザーとは位相のことで、位相をずらした信号を元の信号に混ぜることによって 音に回転感や広がりを与えます。 フェイザーセンドレベルは0で効果がなくなり、127で最大の効果が得られます。 また設定する値は相対値なので効果の得られ方は音源によって異なります。 しかし実際はフェイザーデプスとして使用されている例はなく、 フェイザーはコーラスの一種として扱われることが多いです。
96
data increment
(インクリメント)

インクリメント・メッセージは、楽器のパネルなどにあるインクリメント(+1)スイッチなどを 押すと出力されるのもです。このメッセージを受信するとRPNやNRPN、 エクスクルーシブ・メッセージで指定されたパラメータ、または楽器上で選択されているパラメータ の値を増加させます。インクリメント・メッセージはコントロール番号96(60H)の後ろに データバイトを1バイト持ちますが、このデータには意味がないので通常ダミーとして ゼロが入れられています。
97
data decrement
(デクリメント)

デクリメント・メッセージは、楽器のパネルなどにあるインクリメント(-1)スイッチなどを 押すと出力されるのもです。このメッセージを受信するとRPNやNRPN、 エクスクルーシブ・メッセージで指定されたパラメータ、または楽器上で選択されているパラメータ の値を増加させます。デクリメント・メッセージはコントロール番号96(60H)の後ろに データバイトを1バイト持ちますが、このデータには意味がないので通常ダミーとして ゼロが入れられています。
98
NRPN(LSB)
non-registered parameter number
(ノン・レジスタード・パラメータ・ナンバー)

NRPNはCC#100、101のRPNとは異なり、メーカーはパラメータ番号に機能を自由に登録して使用できます。 NRPNはチャンネル・メッセージということもあってメーカー・エクスクルーシブよりも はるかに扱いが簡単です。NRPNのMSBとLSBでエディットするパラメータを指定して、 CC#6のデータエントリーで(必要であればCC#38も使って)パラメータ値を決定します。 CC#96、97のインクリメント、デクリメントでもパラメータ値の変更を考えられますが、 ほとんどの機器が対応していないそうなのでお勧めしません。 通常CCのMSBとLSBはMSBを先に送信する必要がありますがNRPNのパラメータ番号の設定に関しては その順番は関係ありません。
99
NRPN(MSB)
non-registered parameter number
(ノン・レジスタード・パラメータ・ナンバー)

CC#98のNRPN(LSB)と組み合わせてNRPNを設定します。
100
RPN(LSB)
registered parameter number
(レジスタード・パラメータ・ナンバー)

RPNはCC#98、99のNRPNとは異なり、MIDIを管理するAMEIとMMAの合意によって パラメータ番号に登録された機能を汎用的に使います。 よってメーカーが勝手にパラメータ番号の機能を決めて使用することはできません。 RPNはチャンネル・メッセージということもあってメーカー・エクスクルーシブよりも はるかに扱いが簡単です。RPNのMSBとLSBでエディットするパラメータを指定して、 CC#6のデータエントリーで(必要であればCC#38も使って)パラメータ値を決定します。 CC#96、97のインクリメント、デクリメントでもパラメータ値の変更を考えられますが、 ほとんどの機器が対応していないそうなのでお勧めしません。 通常CCのMSBとLSBはMSBを先に送信する必要がありますがRPNのパラメータ番号の設定に関しては その順番は関係ありません。
101
RPN(MSB)
registered parameter number
(レジスタード・パラメータ・ナンバー)

CC#100のRPN(LSB)と組み合わせてRPNを設定します。 設定できるパラメータには以下のようなものがあります。

MSB LSB 機能
00 00 ピッチ・ベンド・センシティビティ
00 01 チャンネル・ファイン・チューン
00 02 チャンネル・コース・チューン
00 03 チューニング・プログラム・セレクト
00 04 チューニング・バンク・セレクト
00 05 モジュレーション・デプス・レンジ
7F 7F RPN NULL

このうちGM1ではピッチ・ベンド・センシティビティ、チャンネル・ファイン・チューン、 チャンネル・コース・チューンの3つが採用されており、これに加えてGM2では モジュレーション・デプス・レンジも採用されています。 なおチューニング・プログラム・セレクト、チューニング・バンク・セレクトは 現在ほとんどの機器で使われていないようです。

102
未定義
103
未定義
104
未定義
105
未定義
106
未定義
107
未定義
108
未定義
109
未定義
110
未定義
111
未定義
112
未定義
113
未定義
114
未定義
115
未定義
116
未定義
117
未定義
118
未定義
119
未定義

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